愛媛県松山市 中心部の文学碑 ④


2011

斎藤茂吉歌碑

正宗寺の 墓にまうでて 色あせし
布団地も見つ 君生けるがに
しょうじゅうじの はかにもうでて いろあせし
ふとんじもみつ きみいけるがに


愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2011

与謝野晶子歌碑

子規居士と 鳴雪翁の 居たまへる
伊予の御寺の 秋の夕暮
しきこじと めいせつおうの いたまえる
いよのおてらの あきのゆうぐれ


愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2003

正岡子規句碑

朝寒や たのもとひゝく 内玄関
あささむや たのもとひびく うちげんかん

愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


1998

正岡子規句碑

秋晴れて 両国橋の 高さかな
あきはれて りょうごくばしの たかさかな

愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


1998

正岡子規歌碑

打ちはづす 球キャッチャーの 手に在りて
ベースを人の 行きがてにする
うちはずす たまきゃっちゃーの てにありて
べーすをひとの ゆきがてにする


今やかの 三つのベースに 人満ちて
そゞろに胸の 打ち騒ぐかな
いまやかの みつのべーすに ひとみちて
そぞろにむねの うちさわぐかな


愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2003

夏目漱石文学碑

停車場はすぐ知れた。切符も訳なく買った。乗り込んで見るとマッチ箱の様な汽車だ。ごろごろと五分許り動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭である。

※小説『坊ちゃん』の一節

愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2003

水野広徳歌碑

世にこびず 人におもねらず 我はわが
正しと思ふ 道を進まむ
よにこびず ひとにおもねらず われはわが
ただしとおもう みちをすすまん


愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2003

高浜虚子句碑

松山にてホトトギス六百號記念会
極堂も席に在り
笹啼が 初音になりし 頃のこと
まつやまにてほととぎすろっぴゃくごうきねんかい
きょくどうもせきにあり
ささなきが はつねになりし ころのこと


愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2007

与謝野晶子歌碑

子規居士と 鳴雪翁の 居たまへる
伊予の御寺の 秋の夕暮
しきこじと めいせつおうの いたまえる
いよのおてらの あきのゆうぐれ


愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂


2003

正岡子規句碑

名月や 寺の二階の 瓦頭口
めいげつや てらのにかいの かとうぐち

愛媛県松山市末広町16-3 正宗寺 子規堂